レインシューズの素材として最も一般的なのが、水を通さない防水性の高さが特徴のポリ塩化ビニル(PVC)です。カラーやデザインが豊富で、選択肢が広いのが最大の魅力。低温時に硬くなる特性があり、雪や雨で滑りやすい、長時間履いていると疲れやすい、などが難点ですが、耐久性が高いため、傷や汚れがつきにくく劣化しにくい素材です。メンテナンスも簡単で、長く使えるレインシューズをお探しの方に最適です。
ラバー素材(天然ゴム・合成ゴム)
伸縮性のあるラバー素材(天然ゴム・合成ゴム)のレインシューズは、フィット感があり歩きやすいのが特徴です。レイングッズの人気ブランドなどでも多く採用されています。ポリ塩化ビニルに比べて耐久性は劣りますが、断熱性があり、足元が寒くなりがちな雨の日はもちろん、冬の雪の日にもおすすめ。履きやすさが魅力のレインシューズです。
合皮
合皮は布地に合成樹脂を塗って、レザーのような質感を再現した素材で、レインシューズの場合は、塩化ビニルやポリウレタンなどでコーティングを施しています。ポリ塩化ビニルなどに比べ耐水性は劣りますが、天然皮革より水に強いため、通勤にも合うようなスタイリッシュなレインシューズを購入したい方、晴れの日と変わらないデザイン性の高い一足を探している方におすすめです。
ゴアテックス
ゴアテックスは、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する素材で、アウトドア向けレインウェアやトレッキングシューズなどにも多く使われています。高い防水性とシューズ内が蒸れにくい通気性の高さを兼ね備えているため、雨の日はもちろん汗をかきやすい夏も快適に履き続けられるのが特徴。タウンユースに加えキャンプなどにもおすすめです。
天然皮革
レインシューズの中には、天然皮革に撥水加工が施されたアイテムもあります。本革は履き込むほど味わいが増していくのが魅力で、上品な質感があるためよりフォーマルな場面で使用したい方にも最適です。ただ、耐水性はそれほど高くないため、履くのは小雨程度の日にとどめ、大雨の日は別の素材のレインシューズにするのがおすすめ。メンテナンスをきっちりと行えば、合皮のレインシューズよりも長く履き続けることができます。
サイズで選ぶ
レインシューズを選ぶときは、普段の靴と同じサイズを購入する場合もありますが、素材によっては注意が必要です。特に、伸縮性に欠けるポリ塩化ビニル製のアイテムは少し大きいサイズを選ぶのがポイント。革のようにだんだんと足になじんでくるということがないため、ぴったりサイズは履き心地が悪くなってしまいます。また、雨の日は厚めの靴下などを履くことが多いという方も、ややゆとりのあるサイズを選ぶのがおすすめです。
ヒールで選ぶ
通勤用などとして、きれいめデザインのレインシューズを購入する際、チェックしたいのがヒールの高さです。バランスを崩して転びやすい妊娠中の女性や、小さな子供を抱っこする機会の多い育児中の方は、ヒールが低めのものや、太くて安定感のあるもの、フラットヒールと記載されたアイテムがおすすめです。
また、普段から高いヒールを履きなれていないという方も無理は禁物。雨の日や雪の日は晴れの日よりも滑りやすいという点を考慮して、歩きやすいものを選ぶようにしましょう。
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